緊張の一週間 [人と人]
まだまだ余震が続いていますね。その度に私の心臓はドッキン、ドッキンと音を打つ。東京はたいしたことなかったはずなのに、ずっと緊張感がとれない。
月曜日は、東京の外から都内に入ってくる交通網が完全に運休していたため、職場には3分の1以下しか出勤していなくて、非常事態なんだ、って思い知らされた。
そしてその日も早めに帰宅するように、とのことで定時にパパっと職場を後にした。でも、駅のホームは大混雑。何本か電車を見送ったけどなかなか乗車できず、ホームは更なる混雑となった。
ナンちゃんは、IKEAのベッドをいたくお気に召した様子。ここは特等席だね
そんなホームで電車を待っているとき、隣り合わせた50代後半くらいの男性が、家族からかな、と思われる相手と携帯で話していた。おそらく電話の向こうで『なんでこんな時に仕事になんて行くのよ』と言っている様子。そして、おじさんは「こういうときだからこそ、いつもと同じように仕事に行くんだよ」とそう話しているのを聞いて、本当にそうだ、と思った。普通 の生活ができる人は、普通を続けなくちゃいけないんだよね。
今日、帰り道でチラっと見た首相官邸は、いつもよりもはるかに薄暗く、節電とはいえ、なにか説明のできない悲壮感と、同時に緊張感がこみ上げてきて、思わず背筋を伸ばし、自分を奮い立たせて歩いた。
テレビのニュースでみた、被災者である中学生達が紙に書いて避難所に掲げた「命あることを喜ぼう」という言葉が今も胸を打つ。
さて、明日から3連休。自分をほぐそう。
スーパーには、商品が並ぶだろうか?
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